宗教マガジンソラ

(izumiyahano) #1

図10-日月山水図屏風 右隻六曲一双 天野山金剛寺蔵 重要文化財



ものがあるのではないだろうか。2つ称ではないもの宇宙山の構図に通づる併置される。その配置はまったくの対ている。ペアである印のように日月が山を描くなど、風景を理知的に構成し前に海を配置し、海を囲むように岩、銀箔の月が描かれる。画面の中央と手が描かれ、左隻では秋から冬の景色に右隻には春から夏の景色に金箔の太陽たは絵仏師ではないかと言われている。画様式だ。作者は未だ不明だが僧侶ま代に中国の唐絵を発展させた日本の絵た室町時代のやまと絵である。平安時 (^) 土佐派や狩野派が活動してい10)は主題としてよく取り上げられた。(図 (^) 芳醇の象徴の山と水は日本絵画の (^) ◉山水図◉
ある。同一の神にも別の神に見えるほる、和やかな魂と荒々しい魂の概念がち合わせている。和魂と荒魂と呼ばれ (^) 日本人の神の概念もまた2面性を持にフィットしたのかもしれない。山は神聖なものであり、日本の宗教観畏れられる山その2面があるからこそまた信じられてきた。崇められる山と識する上で人知を超えた妖怪の存在も伝えられてきた。人知を超えた存在意から生じる化け物、魑魅魍魎がいると承されてきた。山の麓には自然の精気ろしく暗い一面も持っていることも伝は神聖で美しい存在であると同時に恐面性は1つのキーワードだ。例えば山ある。日本の美術や思想を語る上で2 (^) 2部で構成される屏風には2面性が (^) ◉日本美と2面性◉ 結した時空間の宇宙が描かれている。性・永遠を象徴しており、絵の中に完の絵の春夏秋冬が循環する様子は永続
日本の美意識
(^) 日本っぽいビジュアルとは何か。 (^2) 宗教モチーフとビジュアルデザイン

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