日通だより 2021. 9 7
各職場で推進する「5S・3定」
札幌支店新札幌物流事業所
高橋 信博SV
【職場の概要】
加工食品メーカーの共配センター業
務を担当。
【取り組み内容】
◆安全に重点をおいた取り組み
a. 運転業務における死角の認識や車両特
性についての教育
b. 歩車分離、通路などの明確化
c. 看板の設置や、路面への表示などで構
内ルールを見える化
d. 荷台におけるハンドリフト作業時の荷
物落下防止ライン表示
●
整理整頓されているきれいな職
場は事故発生率が低いと感じていま
す。安全な職場を実現するためにも、
「5S・3定」を通じ、皆の美化意識の
向上につなげたいと考えています。
それには皆の意識改革が必要ですが、
強制される取り組みでは長続きしま
せん。まずは周囲のメンバーととも
に自ら率先して2Sに取り組み、皆の
意識の変化を促すよう努めています。
「5S・3定」のための時間を作る
ことに苦労しますが、最近では改善
について相談や提案してくる部下も
増えてきており、うれしく思ってい
ます。本取り組みを通じて、一人一
人の安全に対する意識向上、そして
事故のない安全な職場づくりに貢献
したいと考えています。
仙台支店仙北支店作業課
木村 尚SV
【職場の概要】
港湾荷役、引越移転、トラック輸送
を担当。
【取り組み内容】
◆「海運チーム」「引越移転チーム」
「自動車チーム」に分かれ、3倉庫
の2Sをチームごとに実施
推進事務局による「5S・3定のための手引
き」を参考に、赤札を使った整理・整頓の
チェック、改善活動を推進。
●
秋田航空支店国内貨物課
奈良 友博SV
【職場の概要】
秋田空港発着の航空貨物の集配業務
を担当。
【取り組み内容】
◆安全・品質・効率の推進および改
善手法の確立
①ハンドリフト置き場、②台車置き場、
③清掃用具置き場、の改善。各職場の実
態に合わせ、置き方、枠の色を決め、本来
あるべき姿の写真を撮影し、各置き場に
貼付する。
●
取り組み内容は、仙台支店国内航
空貨物部のSVとTLがTeamsでミー
ティングを行い、全職場の共通課題
を絞り込んで決定しました。
当初は、長年の環境・習慣に慣れ
過ぎて、改善すべきことに気付か
ない傾向も見られたので、まずは固
定観念からの脱却が最優先と考え、
「やってみよう」という意識が大切で
あること、「5S・3定」は手段であっ
て、自律的に問題を発見し解決する
職場になることが目的であることを
根気強く説明しました。
その甲斐もあり、徐々に皆の意識
が変わり、若手をはじめ全員が前向
きに意見を言い合える環境になって
きています。今後も、「5S・3定」の
活動を通じ、自律的な職場を目指し
ていきます。
ブロック内では、各チームが工夫をこらしながらさまざまな活動
に取り組んでいます。その中から3チームの取り組みを紹介します。
支店オリジナルの
「5S・3定」周知ポスター(左:道南
支店、右:青森支店)
車両の内輪差やオーバーハングを認識で 清掃用具置き場に置くべきものを掲示
きるよう床にライン
を表示
オートレーター前のリフト動線が分
かりやすいようラインで表示
Before After
最初に「5S・3定研修」の映像をメ
ンバー全員に見てもらい、活動の目的
や意義について理解を深めることから始
めました 。
実践についても、まず大規模倉庫の
2Sを全員で行い、手順を習得した後、
チームごとの活動に移りました。チー
ム間で情報共有したり、空き時間が少
ないチームのフォローをしたりして、
皆で協力しながら進めています。
取り組みはまだ始まったばかりで
すが、以前はバラバラに置かれてい
たものが整理されているのを見る
と、皆の意識が変わってきたことを
実感します。人数が多いため意見を
まとめるのが大変なときもあります
が、それだけ皆が積極的になってき
た証だと思っています。
SV、TLの
皆さん
清掃も念入
りに
整理が必要な
物、不要な物等を赤札で仕
分け
ハンドリフト置き場、本来
あるべき姿を写真で表示