No.789 日通だより

(Kei) #1

 北海道・東北ブロックは、現場力の強化に向け、「5S・3定」を


効果的に推進すべく2021年5月よりプロジェクトを立ち上げ


ました。


 プロジェクトでは、2021年度日通グループ経営方針説明会で


示された「現場力=安全+品質+効率」を基本とし、職場内の無


駄を排除することによる作業能率の向上や危険因子の抑制が目


的である「5S・3定」を、TLを中心としたチームで行うことによ


り、「自律的に問題を発見し、改善に取り組むチーム(職場)」を


目指しています。


 実施前にはブロック内のスーパーバイザー(以下、SV)、TL、


CSR・安全衛生担当者(作業会社含む)計550人を対象とした


事前研修をTeamsで実施。「5S・3定」の目的、基本的な実施手
順、当社職場における具体的な実施方法の習得を通じて、意識の
統一を図りました。
 現場では着手しやすい2S(整理・整頓)からスタート。推進事
務局より標準的な実施スケジュールは示されていますが、TLが
自らのチームの進捗に合わせて次のステップに移る時期を判断
します。今後は、ベンチマーク課所の選出・見学、カイゼン事例
の共有などを行いながら活動の定着化を図っていく予定です。

現場力強化に向けた「5 S・3 定」の推進


 当社は、昨年2月、現場のチーム編成の見直しおよび日通安全衛生マネジメントの再構築を行い、現場力強化に向け


た取り組みを推進中です。今年4月には、チームリーダー(以下、TL)を中心にした「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾(習


慣))・3定(定品、定位、定量)」の方針が打ち出されました。それを受け、各ブロックによる取り組みも進んでいます。


北海道・東北ブロックの取り組み


自律的に問題を発見し、改善に取り組む職場を目指して
プロジェクト推進
事務局の皆さん。左から、守谷圭係
長(仙台支店作業運用)、奥山芳昭
課長(仙台支店作業運用)、吉田峰
之さん(仙台支店CSR・安全衛生)、
小武方格係長(仙台 支 店CSR・ 安
全衛生)

「5S・3定」により期待される効果


A.これまでのレイアウトや作業


方法がベストという固定観念


からの脱却(カイゼン意識の


向上)


B.より良い職場を検討・構築す


ることによる、変化や違和感


に対する“気づき”の促進


C.自立的に問題を発見し改善に


取り組むことができるチーム


の育成(チーム制の目指す姿)


現場力の強化


            2021年  2022年~
6月     7月    8月   ~  12月

事前研修  SV、TLによる 事例の
各職場での教育 共有化等
        2Sの取組推進+3定へのチャレンジ

取り組みのスケジュール(2021年)


改善事例


Before After Before After

プロジェクト推進事務局


 「5S・3定」、ひいては「現場力の強化」


に向けた取り組みにゴールはありません。


日々変化する社会に対応するためには、現


状維持に満足せず、常に改善・向上を目


指す姿勢が大切です。日常業務で忙しいス


タッフに、いかに取り組みを進めてもらえ


るかが肝となるため、取り組みを楽しみな


がら継続できるようサポートしていきたい


と考えています。

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