プロジェクト統括メンバーに聞く !
各地に蓄積されたノウハウに
横串を通すプロジェクトチーム
生鮮品の主な取り扱いは、これまで各支店が地域の仲
卸と連携して輸出。日本を代表する豊洲市場の仲卸であ
る東京魚市場卸協同組合殿については、航空事業支店国
際貨物第六営業部(当時)が築地市場時代から担当、さら
に全国の支店が受注した豊洲市場経由の生鮮品輸出も同
部が扱っていました。
そこで全国の支店が豊洲市場内のオペレーションを利
用できるよう、同部が行っていたオペレーションを切り
離し国際貨物部へ移管。これによりコロナの影響を受け
各地においてフライトキャンセルが発生している中、羽
田空港および成田空港利用の提案を行い、お客様の事業
継続につなげることができました。
また、定期的に全国生鮮拡販会議や営業店別生鮮会議
を開催。各ブロックの強みと弱みを分析し、生鮮品以外
の食品の輸出入も推進、専門知識の集積とデータベース
化、Teamsのチャットを利用し、誰でも気軽に質問や相
談、また回答できるような環境づくりも行っています。
各支店で長年培った知見に横串を通し、全国生鮮PJメ
ンバーと情報共有、知恵を出し合うことで、お客様の目
標や計画を包括的かつ戦略的に支援し、スピーディーに
実行できると確信しています。輸出入の業務に全国生鮮
プロジェクトチームの強みを加え、生鮮・食料品取り扱
い拡大につなげていきます。
9月には、農林水産省からの依頼を受け、農林水産省・
食品輸出プロジェクト輸出商社塾において商社向けに講
演を行います。こうしたさまざまな活動を通じて、全国
生鮮プロジェクトチームの存在感を高めていきたいと思
います。
世界中から注目されている日本の“食”。近年、生鮮品の輸出量は拡大を続けており、2020年度はコロナ禍により落
ち込んだものの徐々に回復傾向にあり、農林水産省も日本の農林水産物・食品の輸出拡大に向けた取り組みを支援し
ています。このような動きもあり、関東甲信越ブロックFBU国際航空貨物統括部は、一昨年10月に生鮮品を含む農
林水産物・食品の輸出入の営業支援部隊“生鮮・食料品プロジェクトチーム(以下、生鮮PJ)”を立ち上げました。
プロジェクト統括メンバー: 髙根由美部長(中央)、立木光尚次長(左)、佐原潤課長(右)
羽田空港から出荷する青果類
生鮮品の出荷準備作業(羽田空港)
日本の“食”の世界進出をサポート
生鮮品輸送のプロフェッショナル集団を目指す “生鮮プロジェクト”